エマ・ストーン17才。 ― 2012年06月30日
いやー、2時間たっぷりエマ・ストーンを見てきました。どこから見ても可愛い。死角なし。
Amazing Spider-Man (邦題:アメイジング・スパイダーマン)
主演のピーター・パーカーが想像していたよりお子様だったので、エマ・ストーンがかなり年上に見えるうにゃうにゃうにゃ大人びて見える、あ、ダメだどう言い換えてもまずい、というアクシデントはありましたが、可愛いには違いありません。相変わらず理知的な(ことになっている)役だし。
でも、部屋にピーターが来ているときに、「ココアいるかい」っと部屋の外まで明るく聞きに来た父ちゃんに向かって「ココアなんか飲まないっ」と言い捨てて追い返そうとするシーンで、ドサクサにまぎれて「私はもう17なの」とか言ってたのは無理があったむにゃむにゃ想定がよく分かる親切なセリフだったなぁ。
エマの話はこの辺でもしてます。
エマ・ストーン
ラブ・アゲイン
以下早速ネタバレ。 さてもういいかな。
あの片腕博士、もうちょっとアルジャーノンごっこを濃くしても良かったのでは。なかった右腕が遺伝子組替え薬で再生した直後のシーンは結構感動的。ただその後もう少しハッピーな日々を送ったほうが、副作用が出た時の悲劇性が増してよかったような気がする。いや、どうせそれじゃアルジャーノンごっこって言われちゃうとは思うけど。
警官に足を打たれて思うようにビル壁伝いに飛び歩けないスパイダーマン。この様子がTVで中継されると、「俺が助けにいく」と立ち上がるのが、名もないクレーン操縦士のおっちゃん。仲間に連絡を取って、操縦士仲間を集め、トカゲ怪人が悪事をたくらむオズボーンタワーまで、高層クレーンの段違い平行棒の道をを作ってスパイダーマンを助ける。
この、「市井の人々がスーパーヒーローを助ける」というのは、最近の流行りなのかなぁ。「バトルシップ」でも、戦艦ミズーリ再起動で退役軍人の爺様たちが「俺にまかせろ」って顔で活躍してたしなぁ。
マーティン・シーンがピーターのおじさん、アンクル・ベン役で出てました。正義の父ちゃん役が似合うなぁ。「ウォール街」の頃から印象が変わってません。
ピーターの父ちゃんの研究ノートに書かれていた、秘密の方程式、"decay rate algorithm". いや、ああいう方程式でかけるものをアルゴリズムとは言わないぞ。とかいうのは野暮ですね。
decay rate は何て訳せばいいのかなぁ。減衰率かなぁ。でも信号の減衰を指してdecayっていうかなぁ。典型的にdecayっていうのは放射性物質とかですね。でも放射能関係なさそうだし。バイオな話だってことになってるんだよね。だったらあれか、死滅率とかなのか。細胞増殖とアポトーシスで細胞が死ぬレートのつりあいが取れないとあの薬は上手く働かないと。お、なんだかちょっともっともらしいぞ。
で、結局その死滅率アルゴリズム(支離滅裂?)を手に入れた片腕博士は恐怖トカゲ男になり、驚異の蜘蛛男に追われる羽目になります。こうやって漢字で書くと、初代仮面ライダーの雰囲気がただようなぁ。小学校の頃の友達のお父さんは「蜂女が美人」と言い続けてたそうです。
で、初代仮面ライダーと言えば。本郷猛=せがた三四郎=藤岡弘ですが、このピーター・パーカー、藤岡弘にちょっと似てない?特に、にかっと笑うと目が細くなってなくなるところ。似てる。似てると思う。
人間が突然スーパーヒーローになる場合、空を飛ぶ練習は欠かせません。この映画でもピーターの練習シーンがちゃんとありました。練習シーンといえば、「キック・アス」の練習シーンがシリアスでよいなぁ。ビルの屋上で隣のビルに向かって走り、ビルの谷間を飛び越えようとするシーン。あれはドキドキします。それをいうなら、「マトリックス」の一作目でネオがやっぱりビルの谷間飛びに挑んで失敗してましたね。あれは痛そうだった。普通痛いじゃすみませんね。それに比べると、「クロニクル」の主人公達が空を飛び始めるシーンは明るくていいなぁ。
ラストシーン近く。エマ=グウェンの父ちゃんの遺言で、もうエマには近づかないと決めたピーターは、グウェンの父ちゃんの葬式にも出ず、「なぜ来なかったの」とわざわざピーターの家まで来たグウェンも追い返す。前のシリーズのスパイダーマンのラストでも、ピーターはヒロインとの決別を誓ってましたね。あの辺は前のシリーズでも結構気に入っていたところ。
なのに、このスパイダーマンは、その後、エマの居る教室に遅れてやってきて、エマの後ろの席に座ったかと思うと、エマに何事かささやきます(英語のセリフがききとれーん)。にっこりするエマ。それじゃダメだろピーター。
まぁ、前シリーズのピーターも二作目でヒロインとよりを戻してたからなぁ。
にっこりしたエマが可愛いので許す。
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