ラブ・アゲイン ― 2012年01月08日
事前に読んだあらすじから、見る間に離れていくと思ったら、それには立派な訳がありました。
ラブ・アゲイン Crazy, Stupid, Love
JAL の機内で見たのですが、行きの便では、機内の映画プログラムの説明を見て、「まぁ見なくていいや」と思っちゃっていたのでした。ところが、エマ・ストーンが出てる、ってことを後から知って、帰りの便でいそいそ見たわけです。
見逃さなくてよかったー。単にエマ・ストーンが出てる以上にとても面白かった。話がどんどん予想外の方向へそれていきます。いや、それは正しい表現じゃないな。
あらすじを読んで想像していた話とは違う要素が冒頭からどんどん出てくる、という感じ。あらすじには、「冴えない中年男がバーで知り合ったプレイボーイから遊び人としての指導を受けて生まれ変わり…」みたいなことが書いてありました。
が、冒頭から何か様子が違う。この中年男=キャルは冒頭で奥さんのエミリーから突然離婚を言い渡されますが、エミリーを演じているのはジュリアン・ムーア。え?ジュリアン・ムーアがちょい役の訳がない。ということは、エミリーとはよりを戻すってこと?遊び人修行する映画としては変じゃない?
レストランでの離婚宣言の後、それでも二人が一緒に自宅に帰ると、ベビーシッターのジェシカが出迎えます。ジェシカは17才の品行方正な高校生なのだけど、え?この子キャルに夢中なの?キャルって「冴えない男」って設定じゃなかったの?
しかも、キャルの息子ロビー13才は、ジェシカに恋していて、ストレートに打ち明けるけれども相手にしてもらえない。え?そんな話まで入れるわけ?遊び人修行の映画じゃなかったの?
とかいう話をしてると、エマ・ストーンが全然出てきませんが、実は映画の中では冒頭に出てきます。ワーイ。キャルに指南することになるプレイボーイがたむろするバーに女友達と一緒にいて、プレイボーイ=ジェイコブに声を掛けられます。が、エマ=ハンナは誘いに乗りません。身持ちが堅いんじゃなくて、ハンナはちょっとずれてる、ほわほわっとした子だから。女友達に「あんた何考えてんの?」ってあきれられてる。エマはいい子の役が似合うなー。
おまけに、なんてこった、ケヴィン・ベーコンまで出てきたぞ。相変わらずのチンケな悪役。ケヴィンはそれが良いんだ。僕にとっては、これでトドメを刺された気がした。もう何の映画か分からない。
で、ちゃんと遊び人修行の話は始まりますが、既にそれは盛りだくさんな話の筋の一つでしかない。そこだけ取っても面白かったけどね。
なーんでこのあらすじは、遊び人修行の映画みたいな書き方してるんだろ、と思ったのだけど、ちゃんと理由がありました。
ま、一つには、こんな盛りだくさんの話を短い紹介文に書ききれるわけがない、ってのがあります。それだけでも理由としては十分かもしれない。
もう一つ理由をいうならば、いうならば、あー、ネタバレせずには言えないなぁ。
例によって、とてもいい映画なので、ぜひこれ以上の事前情報なしにみてください。
この先、ネタバレ。
もう、いい、かい?
この映画、ちょっとした叙述トリックみたいのが入ってます。叙述トリックって、「葉桜の季節に君を想うということ」みたいな奴ね。「シックス・センス」みたい、というべきか…
トリックが明かされたとき、何が起きてるのか分からなくなって、30秒くらいくらくらし、訳が分かったときには大笑いしました。
これをきっかけに、盛りだくさんのストーリーがきゅっと一つに収束して、きれいにフィニッシュします。
ね、見たくなったでしょ。
ちゃんと警告したにも関わらず、映画見る前にここを読んでる人がきっといる(ほら、君のことだ)ので、これ以上は明かさないでおく。
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