妻も一緒にドミニオン ― 2012年01月04日
特に、ここんところ妻がゲームに関心を示すようになって嬉しい。
去年の夏は、無理矢理 Puerto Rico に付き合わせたのだけど、あまりお気に召さなかったそうな。
それが、去年の秋に Dixit を仕入れたら、妻も娘たちも大変に気に入って、「 Dixit やろうよ」と言い出すほど。
そうこうするうちに、 Carcassonne をやったらこれも壷にはまったらしく、度々勝負を挑んでくるように。
で、 Alhambra とか Qwirkle とかいくつか一緒にやってみたのだけど、驚いたことに、一番向かないだろうなと思ってた Dominion にすぽっとハマってくれました。
デッキをつくるとか、何度もシャッフルしないといけないとか、面倒くさがるだろうと思っていたのだけど、気にならなかったようで、しかも初めてのプレーヤーにありがちな、勝利点カードの購入が遅れたせいで負けたにも関わらず、「面白いやん」とのご感想。
アクションして購入、捨て札をシャッフルして山札を再生、という基本リズムがすっきりしていて、かつ、王国カードの効能も分かりやすく書いてあるのがよかった様子。確かに、改めて見ると、このゲーム、説明するべきことは多くない。
で、これまで、下の娘と2人でやってたときは、王国カードの組み合わせを適当に選んでいたのだけど、今回家族4人でやるにあたって、説明書にある「推奨の王国カードの組み合わせ」に忠実にやってみた。そうしたら、これが、なるほど感いっぱい。
「最初のゲーム」はやはり分かりやすいし、「村の広場」はアクションコンボが広がりまくって、妻は1ターンに自分の山札を全部使い切ったりして楽しんでました。
今日やった「相互作用」は、人の手札にちょっかいを出しにいくアタックカードが色々入っていて、あまり今までちゃんと使ってみたことがなかったので、思わず僕がアタックカード買いに熱中してしまい、勝利点カードの購入に出遅れる始末。一方、せっかく買ったアタックカードは、妻と娘たちが防御カード「堀」を売り切れるまで仕入れたため、ほとんど効果を発揮せず。
「密偵」カードを出して、「ほら皆山札の1番上見せて」と言った時に「堀」カードで防御に成功した下の娘の嬉しそうなこと。息が苦しくなるまでヒーヒー笑ってる。始める前は「えードミニオンやだー」って言ってたくせにー。
結果は私がビリ。妻と下の娘が接戦の末、1点差で下の娘が1位に。ぬー。ま、今日は Carcassonne では1位だったんだからね。
勝っても負けても、2人でやるより4人の方が充実するなぁ。
ラブ・アゲイン ― 2012年01月08日
事前に読んだあらすじから、見る間に離れていくと思ったら、それには立派な訳がありました。
ラブ・アゲイン Crazy, Stupid, Love
JAL の機内で見たのですが、行きの便では、機内の映画プログラムの説明を見て、「まぁ見なくていいや」と思っちゃっていたのでした。ところが、エマ・ストーンが出てる、ってことを後から知って、帰りの便でいそいそ見たわけです。
見逃さなくてよかったー。単にエマ・ストーンが出てる以上にとても面白かった。話がどんどん予想外の方向へそれていきます。いや、それは正しい表現じゃないな。
あらすじを読んで想像していた話とは違う要素が冒頭からどんどん出てくる、という感じ。あらすじには、「冴えない中年男がバーで知り合ったプレイボーイから遊び人としての指導を受けて生まれ変わり…」みたいなことが書いてありました。
が、冒頭から何か様子が違う。この中年男=キャルは冒頭で奥さんのエミリーから突然離婚を言い渡されますが、エミリーを演じているのはジュリアン・ムーア。え?ジュリアン・ムーアがちょい役の訳がない。ということは、エミリーとはよりを戻すってこと?遊び人修行する映画としては変じゃない?
レストランでの離婚宣言の後、それでも二人が一緒に自宅に帰ると、ベビーシッターのジェシカが出迎えます。ジェシカは17才の品行方正な高校生なのだけど、え?この子キャルに夢中なの?キャルって「冴えない男」って設定じゃなかったの?
しかも、キャルの息子ロビー13才は、ジェシカに恋していて、ストレートに打ち明けるけれども相手にしてもらえない。え?そんな話まで入れるわけ?遊び人修行の映画じゃなかったの?
とかいう話をしてると、エマ・ストーンが全然出てきませんが、実は映画の中では冒頭に出てきます。ワーイ。キャルに指南することになるプレイボーイがたむろするバーに女友達と一緒にいて、プレイボーイ=ジェイコブに声を掛けられます。が、エマ=ハンナは誘いに乗りません。身持ちが堅いんじゃなくて、ハンナはちょっとずれてる、ほわほわっとした子だから。女友達に「あんた何考えてんの?」ってあきれられてる。エマはいい子の役が似合うなー。
おまけに、なんてこった、ケヴィン・ベーコンまで出てきたぞ。相変わらずのチンケな悪役。ケヴィンはそれが良いんだ。僕にとっては、これでトドメを刺された気がした。もう何の映画か分からない。
で、ちゃんと遊び人修行の話は始まりますが、既にそれは盛りだくさんな話の筋の一つでしかない。そこだけ取っても面白かったけどね。
なーんでこのあらすじは、遊び人修行の映画みたいな書き方してるんだろ、と思ったのだけど、ちゃんと理由がありました。
ま、一つには、こんな盛りだくさんの話を短い紹介文に書ききれるわけがない、ってのがあります。それだけでも理由としては十分かもしれない。
もう一つ理由をいうならば、いうならば、あー、ネタバレせずには言えないなぁ。
例によって、とてもいい映画なので、ぜひこれ以上の事前情報なしにみてください。
この先、ネタバレ。
もう、いい、かい?
この映画、ちょっとした叙述トリックみたいのが入ってます。叙述トリックって、「葉桜の季節に君を想うということ」みたいな奴ね。「シックス・センス」みたい、というべきか…
トリックが明かされたとき、何が起きてるのか分からなくなって、30秒くらいくらくらし、訳が分かったときには大笑いしました。
これをきっかけに、盛りだくさんのストーリーがきゅっと一つに収束して、きれいにフィニッシュします。
ね、見たくなったでしょ。
ちゃんと警告したにも関わらず、映画見る前にここを読んでる人がきっといる(ほら、君のことだ)ので、これ以上は明かさないでおく。
骨付きチキンの煮込み ― 2012年01月15日
レシピ:
とり骨付き肉 500~600g
しょうが少し (今回は省略し、代わりにニンニクひとかけを入れた)
水400cc (だそうだが、200cc で充分)
酒200cc
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ6
本来レシピにないけど、オレンジマーマレードをティースプーン3杯ほど入れてみた。

やることは鶏肉をニンニクと炒めて、残りの調味料と一緒に鍋に入れて煮込むだけ。

煮込んでしばらくたったところ。
出来立てのアツアツもいいけど、たぶん、しばらく置いて、味がしみこんだ頃が旨い。
で、チキン丼。煮汁が鰻丼のたれみたいになっていて、ご飯によく合います。
Google map でヒルフィギュア ― 2012年01月28日
より大きな地図で The hill figures を表示
ヒルフィギュアってのは、丘の斜面に描かれたでっかい絵のことです。
イギリス南部を中心にあちこちたくさんあるらしい。白い馬と、巨人が多いですが、ライオンだったりすることもあります。
あちこちのサイトで、美しい写真と一緒に紹介されているので、わざわざ私が紹介することはないんですが、
ふと思い立って、Google Mapの航空写真でヒルフィギュアを探し始めたら、熱中してしまったので、その成果を張っておきます。
いやいや、成果はどうでもよくて、探すのが楽しいよ、って話。
より大きな地図で The hill figures を表示
ヒルフィギュアそのものを見るには、 「大きい地図でみる」をたどって、航空写真にして、縮尺目盛りを100mに拡大して、左のリストにある名前をクリックしてみてください。
もとネタはこのサイト:
Top 10: Britain's largest hill figures
ここには、各ヒルフィギュアがある町の名前が全部書いてある。たとえば、 Whipsnade White Lion でいえば Whipsnade が最寄の町。なので、これを Google Map で検索すれば一発で分かる、はずだった。
うんにゃ。そんなことはない。ヒルフィギュアは大きいものでもせいぜい差し渡し200mしかない。一方、ヒルフィギュアがある場所は、町の中心から2,3km離れていることが多い。
探索範囲が一度に収まる縮尺にすると、ヒルフィギュアは小さすぎて見つからない。
地図を拡大してヒルフィギュアがはっきり見える縮尺にすると、探す範囲がとても広くなる。
上のサイトには、「何とか町から国道何号線で南に少しいったあたりから良く見える」とか書いてあって、ヒントにはなるけど、すぐには分からない、という歯がゆさ加減が丁度いい。
結局、このヒントだけじゃ分からなくて、検索しまくりましたけどね。 英語版 Wikipedia の記述が結構役に立つ。
やっぱり一番美しいなぁと思うのは、 この Uffington White Horse 。
この囲碁の序盤のような隙のない線の置き方が素晴らしい。これが 3000年前のものだそうですよ。