Targi2014年03月30日

久しぶりの「娘といっしょに」シリーズ。


 Targi (邦題: タルギ)


一年ほど前に買って、長らく遊べていなかったゲーム。下の娘が忙しい時期で、気軽に誘えなかったせい。 一度、うちの奥さんとやってみたが、あんまり分かった気がしていなかった。


ようやく、娘の忙しい時期が過ぎたので、二人とも喜び勇んでアグリコラを続けて三回やったら、三回ともなぜか僕が勝ってしまい、「もうやりたくない」と言われてしまった。がーん。


それからしばらくしたある日。ボードゲームの棚を眺めていて Targi に久しぶりに目を留めた。娘に話しかける。


 「これ、ドイツでマニア向けのゲームの賞をもらったらしいよ。ゲーム慣れした人でないと難しいかも。」
 「○○(娘の名)は、ゲーム慣れしてるから大丈夫だよ。」
 「じゃぁ、ルール読み返して調べとくから、やってみよう。」

ということで、久しぶりに遊んでもらいました。


ある意味、アグリコラに似たゲームです。自分の番が来たら、3人の家族(このゲームでは手下かな?)を自分がやりたいアクションを表す場所に置いていく、とか、基本的な資源(このゲームでは商品で、ナツメヤシ、コショウ、塩の三種類)を集めて、それを使って進歩カード(このゲームでは部族カード)を買うことで、特別な権利を獲得するとか。


でも、KOSMOS社の二人向けゲームシリーズの一つなので、コンパクトな箱に入っていて、アグリコラのように大きなボードはありません。その代わりに、カードを16枚、長方形の枠を作るように並べることで、ゲーム盤面を作ります。


枠の中には更にカードを縦3枚横3枚、合計9枚置く場所ができます。ここに商品カードや部族カードを山札から引いて並べます。商品カードや部族カードはアクションの結果なくなるので、随時補給すると。


手下の配置方法や、その結果どのアクションが取れるようになるか、に独特のルールがありますが、それは置いといて。


取った進歩カードは持っておくだけではなくて、最大長さ4の列を作るように並べることになっています。進歩カードには5つの種類(泉、ラクダ乗り、オアシス、タルギア=部族の女性、テント)があって、同じ種類のカードだけで長さ4の列ができたら、勝利点4がもらえます。また、4枚とも違う種類のカードからなる列ができたら、勝利点2がもらえます。最大3列しか作れません。列は左から右に伸ばすことしかできず、一度列においたカードは原則他の列に置き換えられません。


この辺はカタンぽいというか。あ、カタンっぽいといえば、盗賊も出ます。


カードに書かれたヤシの木やラクダ乗り、ナツメヤシやコショウなどが、砂漠の民の世界の雰囲気を盛り上げます。


アグリコラに比べれば、カードの種類は限られているのに、勝利点の取り方は随分色々あって、またアグリコラと違って色んなものを満遍なく育てる必要はないので、趣味に走っても大丈夫。食料確保に追われたりすることもありません。焦らず気楽に遊べます。


ここまで書いたら、横から娘が「お金には困るよ」と言うてます。たしかに。貨幣は割合入手しにくい上に、面倒だったりするので、つい、後回しにしがち。そのくせ、商品ではなくて、貨幣がないと買えない部族カード、というのが時々出現します。


で、なぜか手下を配置する際に、部族カードを取るためのコストを考えずに置いてしまって、いそいそ買おうとしたら、「あ、貨幣がない」とかいうことがしばしば。


娘との勝負は、終盤まで奇跡的な同点勝負が続き、最後、娘はオアシス列とテント列を完成させた上、テント2枚に付き勝利点1点などという部族カードでがっぽり稼ぎ、私はろくに列のカードの種類がそろえられないので、商品で直接勝利点購入に走った結果、1点差で娘の勝ち。ブイサイン出して勝ち誇られてしまった。


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