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人間サイズのデータ量単位2011年06月26日

そんじょそこらのハードディスクレコーダーの容量がすでに1テラバイトを越えているとか、世界中のIPトラヒックの総量が2015年には1000エクサバイト近くになるとか、何か間違ってると思うわけです。

いや、データが増えることが間違いだってわけじゃない。日常生活にテラとかペタとかエクサとかいう言葉が当たり前に使われるのがね。1000エクサってもう1ゼタだよ。ゼタなんて今調べないと知らなかったよ。

もともとバイトがデータ量単位として一般的なのには大した理由があるわけじゃない。アルファベット圏の一文字がだいたい8ビット=1バイトでちょうど収まったとか、16進表記にして二桁で視認しやすいとか、そんなところでしょう。

こんなに扱うデータ量が増えたのに、一文字単位でものを数えなくてもいいと思う。

これからもプログラマはビットもバイトも気にするだろうけれど、日常生活ではむしろギガバイト、テラバイトの方がなじみが深くなっていく。だったら、それにふさわしい単位をしたらどうだろう。

が、手頃なサイズで、基本単位にすることに納得がいくデータ量ってなにがある?

日常でなじみ深いのは映画とかだろうけれど、音声・画像はエンコーディングで量がいくらでも変わるので、単位にはしにくい。新聞、とか本、とか今更小さすぎるし。

そうだ、ヒトゲノムはどうだろう。ヒトゲノム、ざっと30億塩基対。塩基対はA,C,T,Gが区別できればいいから、2ビット。30億塩基対=60億ビット=6ギガビット、1ギガバイト足らず。

ヒトゲノムが一人分納まるサイズであることをゆるい根拠にして、1GBを新しいデータ量単位にしたらどうか。

名前はヒトゲノムにちなむものがいい。 Human Genome から何か略称を考える。一音節でないと英語圏が受け入れないだろうなぁ。

Human Genome を略して Hume でよさそう。英語では固有名詞にしか出てこない単語だし、ディビッド・ヒュームを連想しても面白い。

   1 ヒューム = 1ギガバイト

DVDは4.7ヒューム。ブルーレイディスクは一枚25ヒュームだったり50ヒュームだったり。お、いい感じ。

その辺のハードディスクレコーダーはもう1キロヒューム越えてる。まぁメガヒュームになってもまだいいでしょう。

2015年のIPトラヒックの総量は966メガヒューム=1テラヒューム近く。まぁ、世界中の総量だから、少しなじみのない単位が出てきてもいいよね。

さあ、どうだ。

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