メルクリン博物館 ― 2013年03月06日
メルクリンってのは、鉄道模型を作ってる会社で、日本でもその趣味の人は知ってるはず。その会社の展示場があると聞いたので、行く隙をうかがっていた。先週末ようやく行く気になったのは、天気がよくなって、春らしくなったから。
Erlebniswelt を英語に直訳すると、 experience world ってとこか。
ぱっと見、日本の家電量販店のような店構え。中の広さは、その半分くらいかな。
上の雪景色を始めとして、かなり大きな地形や町の中に線路が作りこんであって、列車が走り回ってる。
駅の裏手を通過する列車。列車以外の造形も凝ってる。
壁には年代物の車両の展示も。これは一番小さいスケールのシリーズ。
メルクリン「ミニクラブ」の説明
・縮尺1:220で世界最小の鉄道模型シリーズ
・Z軌道、またはメルクリンZとも称する
・軌道幅 6.5mm
・70年代に耐久走行で世界記録。BR003ミニクラブ機関車が1219時間に渡り、
修理もメンテナンスもなしに走行した。この際の走行距離は実寸で720kmに
及んだ(シュトゥットガルト-ハンブルクの距離に匹敵)
・貴金属を使った最初のメルクリン鉄道模型シリーズ
・宇宙にいった最初の機関車は、NASA宇宙飛行士の個人的荷物の中にあった
BR89の模型
・多彩な技術的特徴:動かせるパーツ、真の架線駆動、照明効果、など、
物理的限界に迫る
ちょっとだけ模型が走っている様子のビデオ。
小さいのばかりじゃなくて、大きいサイズのもある。これは食堂車らしい。中にテーブルが見える。
これは、レールの間にある梯子のようなものに歯車を引っ掛けて登る、登山列車らしい。
こちらはドイツで最初に走った汽車 Adler 号、の模型。
展示場はあまり広くないのだけど、奥には広そうなパーツ置き場が。ただし、カバンを持ったままの入場は禁止、とあるので中を見てこなかった。
また反対側の一角には当然ショップもあって、購買欲がすごく亢進した状態で入ったのだけど、見栄えのする蒸気機関車は安くても200~300ユーロする。ならば見栄えはしなくても走らせられるセットは、というとこれも100ユーロ強のICEのセットが最安価。うーん。記念にってことで、小さな貨物列車を買って引き上げた。
僕の血にはそこまで鉄分が流れてないのを確認した日だった。
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