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ふわっとBiblios2013年01月05日

Bibliosno

せりをするゲーム。せるための資金の手に入れ方が変わってます。で、とってもアブストラクト。


コンパクトな箱で、ゲーム中にもあまり広い机がいらないので、旅行に持っていって宿で遊びました。


せりで手にいれるのは、五色のサイコロ5つ。五つの色には、それぞれ薬草とか、写字僧とか、中世修道院テーマの意味とイラストが付いていて、きれいだけれど、ゲーム進行上は意味がない。


五色のサイコロ

このゲームではサイコロは一度も振りません。最初はどのサイコロも、3の目が出ているように置く。ゲーム中、時々サイコロの目が増えたり減ったりする。最後に出ていた目が、そのサイコロを手に入れた時に得られる点数になる。


五色のサイコロを手に入れるには、それぞれの色のカードを集めて、カードについてる点数の合計で競り落とす。いやいや、これはせりじゃないか。緑のカードは緑のサイコロを手にいれるためにしか使えないので、ありったけの点数を出す以外の選択肢には意味がないから。


色付きカード

で、色付きカードを手に入れるには、山札をめくって引き当てるか、金貨で競り落とす。


金貨カード

このゲームは、全体が二つの場面に分かれていて、最初は配る場面、次が、せる場面。配る場面では、自分の番が来たら5枚山札をめくれて(4人で遊ぶ場合)、そのうち1枚を自分のものにできる。別の一枚はあとでせりにかけるために場の山札に積む。残りの3枚は、他のひとに1枚ずつ配る。だから、他の人の番にも、1枚必ずカードが手に入る。


最初の山札がなくなったら、今度はせる場面。「後でせる」ことにしてあった山札をシャッフルして、そこから1枚ずつめくって、せりにかける。色付きカードが出たら、金貨のカードで競り落とす。


ところが、金貨のカードがせりにかけられることがある。この時は、金貨じゃなくて、手持ちのカードを何枚捨てるかで競る。


だから、このゲームでは、手持ちのカードを捨てて得た金貨を払って得た色付きカードの点数で得たサイコロの目の合計を競う、という、3層構造になっている。えーっ?なんだそれ。


他に、サイコロの目を変えられるカードがあります。目を増やせたり、減らせたり、変えられるサイコロの数が一つだったり、二つだったりします。配る場面でも、せる場面でも、このカードを得た人がその場で目を変更します。


サイコロの目を変えるカード

トランプでもできそう。トランプの4つのスーツで5色を置き換えればいいかな。A,K,Q,J,10を色付きカードとして使って、その他のカードを金貨として使えば良さそう。あ、何枚かはサイコロの目を変えるカードに割り当てないと。


最初は妻と下の娘と私の三人でやって、サイコロの点数で妻と娘が同点、所持金が多かった妻の勝ち。所持金でタイブレーク、ってルールを説明してなかったので、娘は最後のせりで大盤振る舞いしてしまった。「えーそんなの聞いてないよ〜」ごめん〜。


2度目は4人でやって、点数の大きな色付き札がやたらと手に入ったらしい、上の娘が独り勝ち。


続けて3回目は、やっと4点と3点のサイコロを2個ゲットした僕が勝ったと思ったら、下の娘が4点サイコロを2個手にいれて勝ちました。


誰がどの色を集めてるかは分かるのだけど、その色を何点持ってるかは読みにくい。なので、結構点を集めてすっかりゲットしたつもりの色をさらわれることもあれば、何の期待もせず1枚だけ持ってた色が自分に転がり込んでくることもあったりする。


最近、アグリコラっぽいゲームばかりやってたので、違うタイプのゲームは新鮮。不思議な遊び心地、とまで感じる。準備もゲーム中も手間要らずで、割合早く終わる(4人で小一時間)。


人との絡みは多くて、それもいいところなのだけど、どっちが勝っているか分かりにくいので、あまり激しい争いにはなりません。カルカッソンヌで、平地を支配する争いでやきもきして疲れる、ようなことは起きません。


みんな面白かったと言ってるのだけど、何が魅力かよく分からない、ふわふわしたゲームでした。


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